函館スプリントステークス予想|2016年|過去10年間の活躍コースとは

 昨年の函館開幕週に行われた新馬戦を真っ先に勝ち上がったファルブラヴ産駒が、大幅にパワーアップして北の大地に戻ってくる。函館スプリントS(サマースプリントシリーズ第1戦)で、初めて古馬に挑戦する3歳馬オデュッセウス。手塚師は「52キロで出られるのは非常に魅力的」と、重賞初制覇に大きな手応えを感じての参戦だ。

 4月23日に行われたオープン特別の橘Sを、中団から鮮やかに差し切って3勝目。賞金的に出走可能となった2週後のNHKマイルCに登録を行ったが、レース間隔が詰まることと距離適性を考慮して自重。すぐに函館スプリントSへの出走を決め、鞍上にリーディングの戸崎を確保した。

 中間は北海道のノーザンファーム早来でリフレッシュされ、6月3日に直接、函館競馬場へ入厩。担当する松本助手が「体が大きく増えている感じもないし、調教も順調に積めている」と語る通り、8日に函館Wコースで行われた1週前追い切りでは強めに追われて上々の動きを披露(時計は5Fから67秒6)。着々と臨戦態勢を整えている。

 新馬V後に臨んだ函館2歳Sでは、稍重という発表以上にタフな馬場状態を苦にして1秒8差の14着に大敗。あまり極端な道悪は歓迎できないが、指揮官は「開幕週の馬場なら問題ないでしょう」ときっぱり。さらに「ここで勝つか2着なら、キーンランドC(8月28日、札幌)に向かいたい」とサマースプリント王者も視野に入れている。デビュー勝ちの舞台で初タイトルを手に入れ、さらなる飛躍につなげる構えだ。

 
 
函館スプリントステークスを過去10年で5番人気以降で3着になった馬

日付馬名性別年齢騎手人気着順
15年アースソニック6丸田恭介142
15年レンイングランド3菱田裕二123
14年ガルボ7津村明秀81
14年ローブティサージュ4三浦皇成62
13年パドトロワ6勝浦正樹61
13年シュプリームギフト5秋山真一52
12年ビスカヤ6荻野琢真113
10年アポロフェニックス5勝浦正樹53
09年タニノマティーニ9秋山真一82
09年ブラックバースピン6津村明秀124
08年トウショウカレッジ6池添謙一52
07年サープラスシンガー3木幡初広62
06年ビーナスライン5秋山真一131
06年ブルーショットガン7藤岡佑介103

↑↑
これらの馬が活躍しているコース



コース着別度数勝率連対率複勝率単勝複勝
東京・芝14005- 4- 4-17/3016.70%30.00%43.30%6697
新潟・芝10001- 0- 5- 8/147.10%7.10%42.90%82143
福島・芝12005- 1- 1-10/1729.40%35.30%41.20%9588
京都・芝1400外3- 3- 3-13/2213.60%27.30%40.90%73150
札幌・芝12008- 2- 6-24/4020.00%25.00%40.00%507145
中山・芝12007- 6- 2-24/3917.90%33.30%38.50%109103
中京・芝12006- 8- 1-26/4114.60%34.10%36.60%217144
函館・芝120014- 1- 3-34/5226.90%28.80%34.60%13970
東京・芝16003- 3- 3-17/2611.50%23.10%34.60%81163
阪神・芝14003- 5- 3-21/329.40%25.00%34.40%148141
小倉・芝12001- 2- 3-12/185.60%16.70%33.30%4592
京都・芝1600外1- 2- 1- 9/137.70%23.10%30.80%55101
阪神・芝12003- 2- 1-14/2015.00%25.00%30.00%7256
阪神・芝1600外2- 0- 1- 7/1020.00%20.00%30.00%18171
京都・芝12007- 3- 5-39/5413.00%18.50%27.80%170131


【函館スプリントステークス予想|2016年|過去10年間の活躍コースとは】の続きを読む