有馬記念予想|公開枠順抽選レポート|まとめ



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[有馬記念]マリナーズ青木の本命はヒットザターゲット

 メジャーリーガーの青木宣親選手が24日、東京・台場のフジテレビで行われた「『第60回有馬記念』枠順公開抽選会」(BSフジ)の公開生放送に特別ゲストとして出演。27日に行われる競馬のグランプリレース「有馬記念」の予想を行い、「ヒットというワードが気になる」という野球選手ならではの“理由”で1枠2番の「ヒットザターゲット」を“本命”に挙げた。

【写真特集】公開生放送の様子

 番組では、同レースの出走馬の枠順を決定する公開抽選を実施。青木選手のほか、同レース歴代最多タイの3勝を挙げた中央競馬の元トップジョキー、岡部幸雄さんが特別ゲストとして出演し、2人が枠順抽選を手伝った。

 「野球の試合より緊張する」と語りつつ抽選を手伝った青木選手は、決まっていく枠順に「すごい重要な役割。僕が参加していいのかな」と苦笑。途中でヒットザターゲットが紹介されると、「ヒットザターゲットがいいんじゃないかなと(気になっている)。ヒットが大好きなんで」と笑顔を見せ、全ての枠順が決定し、同レースの本命予想を聞かれると、「ヒットザターゲット。ヒットというワードが気になるんで。直感です」と答えた。

 番組には、タレントの安田美沙子さんと競馬評論家の井崎脩五郎さんも出演。MCをタレントの優木まおみさんと同局の福原直英アナウンサーが務めた。番組を振り返った青木選手は「参加できてうれしかったし、楽しかった。(抽選会を通じて)競馬が身近に感じたし、これから競馬ファンになります」と語っていた。

 
[有馬記念]枠順抽選各陣営の悲喜こもごも

 今年の中央競馬を締めくくるグランプリ有馬記念(27日、中山、GI、芝2500メートル)の公開枠順抽選会が24日に行われた。

 テレビ(BSフジ)中継される公開枠順抽選会という点は同じだが、関係者が希望の枠順を選ぶことができた昨年からルール変更。今年は岡部幸雄元騎手が各馬の抽選順を引き当て、その順番で各陣営の関係者が枠順の書かれたボールを選び、米大リーグ・青木宣親選手がそのボールの中に書かれた枠順を発表していくシステムに変わった。

 フジテレビ内のメーンスタジオで行われた抽選会の様子を美浦、栗東の東西トレセンで見届けた関係者は悲喜こもごも。それぞれの表情を時系列でお伝えする。

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 いの一番に青木選手から発表されたのはマリアライト。蛯名正義騎手と久保田貴士調教師は「マリアのM」とMのボールを指名した。昨年なら一番に希望の枠を引けるはずだったが、ボールの中から出てきた数字は何と大外の「16」。さすがに蛯名騎手も声のトーンは明らかに落ち気味だったが、「こればかりはしようがない。もしかしたらいい方に向くかもしれないので」と前を向いた。その後に「欲しかった枠は?」と質問を受けた久保田師は「16です」とキッパリ。「やることは決まっていますから、レースを待つだけ。状態は変わらないですし、大丈夫です」と表情を引き締めていた。

 抽選で2番目に登場したのはサウンズオブアース陣営。「ミルコのMにしようと思ったけど…」と藤岡健一調教師は苦笑いしたが、ミルコ・デムーロ騎手の「D」を選択すると、9番枠に決まった。「いいですね。すごくいいスタートの馬だし、いいポジションに行けると思う」とM.デムーロ騎手。藤岡健師も「過去最高といえるいい状態。絶好調のミルコに任せて、いい競馬をしたい」と笑顔を浮かべた。

 3番目はアルバート。アンドレア・アッゼニ騎手は「3番か7番がほしい」と希望して、人馬のイニシャルである「A」を即座に選んだ。決まったのは6番枠。「ベリーグッド。ハッピー。レースのたびに成長しているし、初めてのGIだけど楽しみ」とアッゼニ騎手は期待を寄せていた。

 続いてはアドマイヤゼウス。「ここ3戦ずっとピンク帽(8枠)だったので、ようやく納得できる枠に入れると思う」と岩田康誠騎手は内めの枠ゲットに闘志満々で臨んだ。その気合が伝わって、「I」のボールから出てきた5番枠に決定。「ホッとしています」と鞍上が胸をなで下ろすと、橋田満調教師も「流れに乗った競馬がしたいですね」と待望の内枠に笑みを浮かべていた。

 5番目に選ばれたのはゴールドアクター。「真ん中より内がほしい」という陣営の希望通り、「G」のボールからは7番枠を示す紙が。「精いっぱい頑張りたい」と負傷から立ち直って今週から騎乗する吉田隼人騎手。中川公成調教師も「隼人君がうまく導いてくれると思います」と鞍上にバトンを託した。

 歌手の北島三郎さんが所有することで話題のキタサンブラックが6番目。初騎乗となる横山典弘騎手は、オーナーからプレゼントされたというキタサンブラックの菊花賞ブルゾンを着用して登場した。清水久詞調教師が馬名のイニシャルから選んだ「B」のボールから出てきたのは11番という数字。「“1”が好きなので、2つ並んでいいですね」と清水久師がいえば、横山典騎手も「1・1でいいと思います」と呼吸を合わせた。

 ファン投票1位のゴールドシップは7番目に名前を呼ばれ、オーナー(小林英一氏)のイニシャルから「K」をチョイス。15番枠となった。「どの枠でも大丈夫。12年にはオレンジ帽で勝っていますから。ゴチャゴチャしていなくて、いい枠だと思います」と内田博幸騎手は外枠にも涼しい顔を浮かべたものの、意気込みについて聞かれると「最後にまたコンビを組めてうれしいし、潜在能力をフルに発揮するのが使命だと思う」とキッパリ。須貝尚介調教師も「これが天命なら、頑張ってもらいます。これだけ支持されたので、悔いのないように走り切ってほしい」とラストランへの思いを口にしていた。

 会場を大いに沸かせたのは8番目に登場したオーシャンブルー陣営だ。前日に騎乗が決まったデビュー2年目の石川裕紀人騎手が「O」を選ぶと、最内の1番枠が飛び出した。「厩舎の方も内枠が欲しかったと思うので。安心してください。内枠ですよ」と流行語を交えて美浦から報告すると、栗東で見届けた池江泰寿調教師は「よし!」と声を上げ、「一番ほしかった最高の枠。外に馬を置かないと闘争心がわかないので、最高の枠です」と満面の笑み。3年前の2着馬に追い風が吹き始めている。

 9番目はジャパンC2着馬のラストインパクト。来春の定年を控え、これが最後のグランプリとなる松田博資調教師は「みんなそういうけど、大して変わりないよ」と穏やかにほほえみ、菱田裕二騎手が「H」を選んで3番枠に決まった。「内枠が少ししかなかったので、よかったです。精いっぱい頑張ります」とコンビ復活の若武者は意気込んだ。

 10番目のワンアンドオンリーも、やはり来春に定年を控える橋口弘次郎調教師の管理馬。浜中俊騎手と橋口師のコンビは「(共通のイニシャル)“H”に決めていたのですが…」と直前で消えた希望のボールがなくなり苦笑いしながらも、「P」を選択。8番枠に決まった。「8番がいいと思っていました」と浜中騎手はにっこり。橋口師も「悔いのないように競馬をしてもらったら十分です」とラスト有馬に送り出すダービー馬の走りに思いを馳せていた。

 唯一の3歳牝馬ルージュバックは11番目。大竹正博調教師は「そもそも枠順はあまり関係ないかと思います」と淡々とした口ぶりで「C」を選び、13番枠となった。「いいと思います。1回叩いて上向いていますし、チャンスはあると思っています」と静かな口ぶりながらも、好勝負への手応えを感じている様子だった。

 明確な希望を口にする陣営が少ない中、「とにかく内枠が希望なんで」と公言して臨んだヒットザターゲット陣営は12番目に登場。小牧太騎手はボールのチョイスをうながされると、「ちょっと待ってください」と進行をストップして、“五郎丸ポーズ”で内枠を祈願した。場内に笑いを提供すると、「フトシのFで」と宣言。そこから出てきたのは絶好の2番枠で、小牧騎手は思わず横にいた高井彰大調教助手とガッチリ握手して喜びを爆発させた。「ドキドキしました。枠は完璧なので、あとは僕次第です」と細い目を鋭く光らせ、勝負師の表情へと変わっていた。

 年度代表馬の候補にも挙がっているラブリーデイは、13番目に名前を呼ばれ、川田将雅騎手と池江泰寿調教師がスタンバイ。「皆さんの予想通りです」と馬名のイニシャルである「L」を選ぶと、4番枠と発表された。昨年の公開抽選会でジェンティルドンナが選び、見事にVへとつなげた4番枠に、陣営もうれしさを隠し切れない表情。「ジェンティルと一緒ですね」とトレーナーが目を細めれば、川田騎手も「青木選手、ありがとうございます」とボールを引いたメジャーリーガーへの感謝を口にした。「非常にいい枠を引けたので、あとはしっかり乗るだけです」と同騎手。

 14番目に選ばれたのはリアファルだった。クリストフ・ルメール騎手は「(人馬のイニシャルである)L、川田さんが取った」と直前で消えた希望のアルファベットに肩を落としつつも、「E」を選び、12番枠に決定。「大丈夫です。彼はスタートがいい。いい枠です」とルメール騎手は音無秀孝調教師と握手をかわした。

 そして最後に残ったのは、奇遇にも出走の可否をめぐって因縁があったトーセンレーヴとダービーフィズの2頭。トーセンレーヴのヒュー・ボウマン騎手は「J」を選び、ダービーフィズの田辺裕信騎手は「残り物のN」と「N」を指名した。最後の2頭ということで同時に発表された枠は、トーセンが10番枠、ダービーが14番枠。ボウマン騎手は「ten、ten」とつぶやきながら抽選を見守り、希望通りの枠順を得て満足そうな笑みを浮かべた。「もともとこのゲートがほしかったのでうれしい」と話し、これで池江厩舎の3頭はいずれも希望通りの枠順を得たことになる。

 また、ダービーフィズの田辺騎手は「小島先生はずっと“10”って言っていましたけど、僕は内を見ながら出していけるんで、外でいいと思っていました。意見は食い違いましたけど、何とも思っていないです」と強心臓ぶりを発揮。これには苦笑していた小島太調教師も「出られただけで満足。思い切って乗ってもらいたい」とエールを送っていた。

 

 

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