きさらぎ賞予想|2017年|一番カギを握るサトノアーサー


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サトノアーサー騎乗の川田に聞く

◆きさらぎ賞追い切り(1日・栗東トレセン)

 ―サトノアーサーの最終追い切りに騎乗した感触はどうでしたか。

 「先週にしっかりやっているので、やりすぎないことと、我慢させることをテーマに乗りました。相変わらず素晴らしい動きでした。集中して走れていたと思います」

 ―デビューからの2戦を振り返って下さい。

 「初戦(新馬戦)は前半から進めないままという感じのレースでしたが、2戦目(シクラメン賞)は道中からいい雰囲気で、大きく変わってくれました。あれで安心できました。心配な点はありません」

 ―川田騎手は落馬負傷明けになります。1月31日に現場復帰するまでどのように過ごしていましたか。

 「腰が本当に痛かったので、直後は(長期離脱も)覚悟しました。毎日4時間くらい熱心にリハビリをしていただいたおかげで思ったより早く戻ってくることができました。リハビリメニューは(昨年12月に鎖骨の骨折から早期復帰した福永)祐一さんと似たようなものでした」

 ―重賞初制覇のビッグチャンスです。

 「今回もレースでいろんなことを勉強して、春に向かっていければいいですね」


サトノアーサー、伸びたラスト11秒4


◆きさらぎ賞追い切り(1日・栗東トレセン)

 第57回きさらぎ賞・G3(5日、京都)で、無敗での重賞初制覇に挑むサトノアーサーが1日、栗東・CWコースで併走馬に先着した。厩舎の先輩で、昨年の覇者サトノダイヤモンドに続く逸材を分析した。

 サトノアーサーの最終追い切りは栗東・CWコース。シルバーポジー(4歳1000万)の2~3馬身後方を折り合って追走し、直線は内へ。残り1ハロンで鞍上の川田が手綱を緩めると、それまで僚馬と同じ高さだった体がグンと沈んで加速。ラスト11秒4の鋭さで首差抜け出した。内容は先週から陣営が予定していた通りのもの。体調の良さはもちろん、動き、時計ともに大物感は十分すぎるほど伝わってきた。

 昨年のこのレースを制し、クラシックを主役として戦ったサトノダイヤモンドとは、何かと比較される存在。「完成度は同じ時期のダイヤモンドの方が高かった」と池江調教師、兼武助手は口をそろえるが「現時点でも高いパフォーマンスを見せているが、アーサーは年を重ねてどんどん良くなっていくタイプ」という意見も同じだ。

 実際、馬体は成長を続けており「母系のリダウツチョイス(母の父)の特徴も出ているのでしょう、筋肉がついてきました」と池江師が強調する。パワーをつけた今なら、道悪のデビュー戦で見せた加速の鈍さは、解消されているはずだ。

 池江師は、凱旋門賞にサトノダイヤモンドと2頭出しで挑む可能性にも言及している。「きさらぎ賞の勝ち方と、皐月賞の内容次第」と、3歳の始動戦に関しては揺るぎない自信を見せた。大きなフットワークの持ち主で京都外回り1800メートルは絶好の舞台。スペシャルウィーク、ネオユニヴァースなど歴代勝ち馬に匹敵する「強い走り」が見られると期待している。(吉村 達)

 【昨年のきさらぎ賞VTR】デビュー2連勝で臨んだサトノダイヤモンドは単勝1・2倍の1番人気。4番手からラスト1ハロンで先頭に立つと、2着のレプランシュに3馬身半差をつける横綱相撲で重賞初制覇。1分46秒9の勝ち時計はレースレコードだった。手綱を執ったルメールが「直線ですごい脚を使った。ステッキを1回使ったが、要らなかった」と目を丸くした。

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