アメリカJCC予想|過去10年の複勝圏内馬の活躍コースとは

 今週のアメリカJCC・G2(22日、中山・芝2200メートル)で、ミライヘノツバサ(牡4歳、美浦・伊藤大士厩舎)が、重賞初制覇を狙う。3戦3勝と絶対的な強さを誇る舞台で、初めてのタイトルを手にするか。

 絶好のチャンスが巡ってきた。伊藤大調教師が笑みをもらした。「みんなに『中山では強いですね』と言われるけど、中山以外はあまり使ったことがないからね(笑い)。まあ、ステイゴールドの血が入っているので、合っているんでしょう。前走(迎春S=1着)後は少しでも不安があれば使わない予定だったが、今のところは不安はない」と期待を隠さなかった。

 皐月賞12着で菊花賞が13着。昨年の牡馬クラシックでは高い壁にはね返されたが、伊藤大師はその結果を前向きに捉えていた。「G1を使った経験が生きてきている。まだパドックでうるさかったり、前走では手前を替えなかったりするところがあるが、そのぶん、伸びしろはあると思う。少しずつ体もしっかりしてきた」と手応えをつかんでいる。完勝だった前走の迎春Sと同舞台で行われる重賞だけに、侮れない存在だ。(西山 智昭)

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