ヤフーニュースより引用
【有馬記念】スワーヴ14番 ミルコ外めも「大丈夫」
注目の3歳馬スワーヴリチャードは、5番目で抽選に臨んだ。JRA新記録の年間GI7勝目がかかるM・デムーロ騎手は「僕はいつも抽選でツイていないから」としてくじ引きを辞退。代わって庄野調教師が選んだボールから出てきたのは、〔7〕枠(14)番だった。武豊「一番欲しかった」神の手で1枠2番/有馬記念
外めの枠にやや困惑気味の表情を浮かべたM・デムーロ騎手は「まあまあ…大丈夫」とひと言。イベント後に改めて「小回りなので内が欲しかったのは当たり前。でも、スワーヴはスタートが上手だし、賢い馬だから大丈夫」と自らに言い聞かせるように話した。
くじを引いた庄野師は「頑張ろうな」と名手に声をかけ、こちらもイベント後に「全部終わってから『枠順の並びは悪くはない』とミルコも言っていた」と証言。勝負強い鞍上にすべてを託す。
キタサンブラックには白帽がよく似合う。有馬記念(G1、芝2500メートル、24日=中山)の枠順公開抽選が21日、都内のホテルで行われた。このレースで引退し、来年から種牡馬入りするファン投票1位キタサンブラック(牡5、清水久)は、1枠2番に決まった。G1・7勝目へ主戦の武豊騎手(48)が希望通りの内枠を引き当て、北島三郎オーナー(81)も満面笑みだ。ボウマン世界一の腕に自信 大一番へ気合/有馬記念
その瞬間、会場に集まった約700人から大きな拍手が起きた。6番目に回ってきたキタサンブラックの抽選。武が右腕で引いたのは「一番欲しかった」と言った1枠2番だった。これがG1・6勝を数える現役最強馬のラストラン。喜びのあまり、馬番2番を示す紙に思わずキスをした。
昨年は16頭の陣営中13番目に登場し、1枠1番を引き当てた。登場順や残っている枠番を抜きにして、16頭立てで2年連続で1枠を引く確率は、単純計算で1/8×1/8でわずか1・6%。まさに“神の手”だ。メンバー的に、キタサンブラックはスタートから逃げることが予想される。だからこそ、ロスの少ない内枠が欲しかった。「僕のすべてを出し切って、何とか引退の花道を飾れたら」。
キタサンブラックの有馬記念は15年3着(横山典騎手騎乗)、16年2着。今年は三度目の正直になる。1番枠の昨年は「結果が2着だったので悔しい。ファン投票1位だし責任を感じている」と、自らにプレッシャーをかけるように言い聞かせた。90年オグリキャップ、06年ディープインパクトの有馬記念。名馬のラストランを有終の美に導いた“神の手”さながらの手綱さばきを、多くのファンが期待している。
キタサンブラックの獲得賞金は前走まで15億7348万3000円。今回勝てば(賞金3億円+付加賞)で、テイエムオペラオーの18億3518万9000円の史上最高獲得賞金を抜く。JRA・G1・7勝となれば、シンボリルドルフなどに並ぶ歴代1位で史上6頭目。数々の大記録もかかる。「国民の馬だと思っている」と武は言った。抽選後には、長年にわたりサラブレッド競馬の発展に多大な貢献を果たした競馬関係者に贈られる、ロンジンIFHA(国際競馬統括機関連盟)国際功労賞の授賞式が行われた。クリスマスイブの24日。今度は最後のコンビとなる愛馬をVに導くだけだ。【久野朗】
▼中山芝2500メートルは内枠有利 スタートしてすぐがコーナーで、スムーズに経済コースを走れる内枠がかなり有利。逆に、外枠から先行しようとする馬には厳しい設定だ。計6回もコーナーを回るコースで、馬群の外々を回ると、最終的にかなりの距離ロスを強いられる。過去61回の有馬記念で大外(16)番だけは未勝利。過去5年の中山芝2500メートルでも外枠苦戦のデータがはっきりと出ている。
有馬記念(G1、芝2500メートル、24日=中山)の枠順公開抽選が21日、都内のホテルで行われた。
ボウマンが、青い瞳をぎらつかせた。今年はロンジンワールドベストジョッキーとして世界NO・1の称号を獲得した。「有意義だった。といっても、まだ有馬記念が残っているだろう」。シュヴァルグランと挑む大一番に気合が入る。
ジャパンC優勝の相棒には最高の信頼を寄せる。前走を振り返り「活気があって、折り合いもついていた。有馬記念につながる競馬だった」と賛辞を並べる。
もちろん、自らの腕にも絶対的な自信がある。トリッキーな中山コースへの対応を問われ「直線が短く、位置取りが大事。自分が騎乗してきたシドニー(ランドウィック競馬場)に似ている。私にとって助けになるだろう」と不敵に笑った。
ジャパンCの発走前、スタンドで起こったボウマン・コールに胸を熱くした熱血漢。大声援に包まれるグランプリは、最高のステージだ
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